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【全豪オープン 第13日】セレナがメジャー通算23度目の優勝、女王の座を奪還

WOWOW 2017年1月28日 23:14配信

姉妹対決を制し歴代単独トップとなる23度目のグランドスラム優勝を飾ったセレナ・ウイリアムズ(写真:Getty Images)

女子シングルスは、第2シードのセレナ・ウイリアムズが第13シードで姉のビーナス・ウイリアムズを6-4、6-4のストレートで倒し、2年ぶり7度目の優勝を飾った。セレナのグランドスラム優勝はこれで通算23度になり、オープン化以降としてはシュテフィ・グラフと並んでいた通算優勝記録を塗り替え、男女を通じての歴代単独トップとなった。35歳でのメジャー優勝も最年長記録で、昨年9月にアンジェリック・ケルバーに奪われた世界ランク1位の座を4カ月で奪回、セレナ時代の継続を高々に鼓舞した。

これが28度目の姉妹対決(セレナの16勝11敗)で、グランドスラム決勝での顔合わせも9度目(セレナの6勝2敗)という、いわば馴染みのカード。しかし、何度戦っても姉妹のやり難さは隠せないようだ。第1セット、ともに硬さがほぐれず、第4ゲームまで互いにサービスブレイクを譲り合うぎこちない流れになった。特にセレナが硬い。第3ゲームのデュースで足を滑らせると、ラケットを叩き割って警告を取られる珍しい場面もあり、第4ゲームにはダブルフォルト3本。しかし、2009年のマイアミ以来の対戦成績はセレナの7勝1敗で、サーブだけでなくリターンからの破壊力でも姉を上回っている。短いポイントでの勝負に持ち込み、第7ゲームのブレイクでリードして第1セットを奪った。

第2セットに入ってセレナの気持ちも落ち着いたのだろう。得意のサーブがいいコースに入り出し、特にセカンドサーブからの安定した攻撃で、ビーナスにつけ入るスキを与えなくなった。それでも、ビーナスも09年のウィンブルドン以来となるメジャーの決勝の舞台に情を捨てた攻防を展開。第3ゲーム、0-40のピンチから5ポイント連取でサービスキープして場内を沸かせ、第7ゲームも3本のブレイクポイントまで凌いだものの、4本目にリターンエースを叩き込まれた。第8ゲームのセレナのサービスゲームはラブゲームでのキープ。第10ゲームではこの試合で最も長い24本のラリーをビーナスが奪う場面もあったが、打球の勢いに差があり、ストレート勝負で決まった。

ビーナスは「セレナの23回目の優勝は凄い、彼女はもっとやると思う。今日の私には、何本かミスショットはあっても、どれも攻めに行っての僅かなミス。もっともっとテニスをやりたい気持ちになっている。今週は、自分のポケットから色々と引き出してとてもいい試合ができた。ポケットにはまだいろいろ入っているわ」と試合を振り返った。

今回は、マリア・シャラポワ(ドーピング違反)、ビクトリア・アザレンカ(出産)、ペトラ・クビトバ(事故負傷)といった実力者が欠場したのに加え、上位シード勢が次々に崩れる波乱の中、セレナは余裕をもって勝ち上がり、結局は1セットも落とさずに栄冠を手にした。これからも大舞台に狙いを絞っての現役継続になるだろうが、大坂なおみら若手の台頭にはまだ時間が必要。4月のシャラポワの復帰、アザレンカの身の振り方に期待するしかないが、セレナ時代は再び続きそうな雰囲気だ。

また、これに先立って行われた女子車いすでは、上地結衣が全豪シングルス初となる優勝を飾った。

文:武田薫

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